外出自粛中の皆様へ栄養科からのアドバイス
筋力アップのためのおうちごはん
~食事からフレイル予防~
家にいる機会が増え、筋トレやストレッチを行っている方も多いと思います。
今回は、筋トレ効果がアップする食事についてお話します。
筋肉をつけるにはたんぱく質?
いえいえ、たんぱく質は糖質と一緒に食べることが大事なんです。糖質は太るというイメ
ージがありますが、たんぱく質を筋肉に変える時に糖質が必要になります。

例)1食当たりの糖質の目安量
158㎝の女性の場合 ご飯:130~150gまたは食パン8枚切:2枚または乾めん:80g
170㎝の男性の場合 ご飯:150~200gまたは食パン6枚切:2枚または乾めん:100g
※ご飯100gは、コンビニおにぎり1個と同じ量です。
筋肉を支える骨づくりも、重要になってきます。
カルシウムとビタミンDが多い食品も組み合わせて、食べることがポイントです。
カルシウムの多い食材
牛乳・乳製品・木綿豆腐・納豆・小魚・小松菜
ちんげん菜など
1日当たりの目安量(650mg) | |
牛乳カップ1杯 | 納豆1パック |
ししゃも2尾 | 小松菜70g(小鉢1杯分) |
ちんげん菜70g(小鉢1杯分) |

ビタミンDの多い食材
きのこ類・鮭・秋刀魚など
1日当たりの目安量(55µg) | |
しいたけ3~5個 | 鮭一切れ |

1日の中で30分程度日光浴することで、ビタミンDが活性化され、カルシウムの吸収がアップします!
《鶏肉とまいたけのクリームパスタ》
材料(1人分) | |
スパゲティ(乾) | 80~100g |
鶏もも肉 | 50g |
まいたけ | 30g |
小松菜 | 30g |
玉ねぎ | 40g |
人参 | 10g |
薄力粉 | 大さじ1 |
牛乳(又は豆乳) | 150㏄ |
水 | 50㏄ |
オリーブ油 | 小さじ1 |
顆粒コンソメ | 小さじ1.5 |
塩 | 小さじ1/4 |
こしょう | 適量 |
作り方
- ① フライパンでオリーブ油を熱し、
切った鶏もも肉と野菜を炒める - ② 弱火にし、小麦粉を入れよくなじむまで炒める
- ③ 牛乳と水を加え、よく混ぜる
- ④ 調味料を加え、味を調える
- ⑤ 茹でたパスタを加え絡ませたら完成
1食当たり639kcal たんぱく質30.2g 脂質14.9g 炭水化物91.7g 塩分3.1g カルシウム247㎎
※腎機能が低下している方は、鶏もも肉を半分量にし、塩は控えましょう。
《ししゃもの南蛮漬け》
材料(1人分) | |
ししゃも | 4尾 |
小麦粉 | 適量 |
ごま油 | 大さじ1 |
玉ねぎ | 40g |
ピーマン | 20g |
人参 | 30g |
酢 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
濃口醤油 | 大さじ1/2 |
だし汁 | 50㏄ |
作り方
- ① 水気を取ったししゃもに小麦粉をまぶす
- ② フライパンでごま油を熱し、ししゃもを焼いていく
- ③ 野菜を細切りにし、耐熱皿に入れレンジで
柔らかくなるまで加熱する - ④ ボウルに調味料を入れ、ししゃもと野菜を加え混ぜる
