政策健診と任意健診

政策健診とは公共施策として国や自治体が指定した検査を行うもので、財政的補助を伴います。国民の主要な死因となっている疾患(生活習慣病に起因する心血管病、がん)について健診(検診)を行う事でその疾患における国民の死亡率が低下することが期待できる検査を行います。目的とする疾患の検出を最大にし、かつ安全に行えるようにするため一定のルールに基づいて行います。

任意健診は受診者の希望に応じて行うものです。人間ドックなどは政策健診に準じて行われることが多いですが、検査方法や検査項目では受診者の希望が反映されます。例えば、政策健診での大腸がん検診では便潜血反応を行い、陽性者には下部消化管内視鏡検査を行いますが、任意健診では下部消化管内視鏡検査を直接実施することも可能です。また脳動脈瘤の検査として頭部MRを実施している検診施設もあります。