子宮頸がん(婦人科)検診について
健診センターでは毎週金曜日に子宮頸がん(婦人科)検診を行っています。
市町村が実施する子宮頸がん検診や協会けんぽや健康保険組合などの健康診断に付加した子宮がん検診を受託しています。
詳しくはお住いの市町村あるいは加入している健康保険組合のご案内を確認してお申込みをお願いいたします。
市町村が実施する子宮頸がん検診
〇市町村が発行する受診票(券)をお持ちの方が対象(2年に一度の検診)です。
受診票(券) をお持ちの方のみ申込みができます。
お持ちでない場合は市町村の窓口に対象者であるかお問い合わせください。
〇受診当日は 受診票(券) を必ずお持ちください。
受診票(券) を忘れると受診できません。
当院で行う検査の内容
検査項目 | 検査の内容 |
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問診 | 自覚症状、妊娠・出産経験、検診受診状況などの情報を記入していただき医師がチェック |
視診・内診 | クスコを膣に挿入し子宮頸部を確認 内診は、左手の指を腟の中に入れ、右手でお腹を押して子宮や卵巣の大きさを確認 |
子宮頸部細胞診 | 腟部からブラシ、ヘラ等の器具で細胞を採取 |
経腟超音波検査 | プローブと呼ばれる細い棒を膣の中に入れます。プローブの先から出る超音波が子宮や卵巣に反射した画像を、モニターに映して子宮や卵巣の様子を確かめます。 「子宮頸部細胞診」では、子宮頸がんについては調べることができますが、女性に多い子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫などの子宮・卵巣の疾患は調べることはできません。 経腟超音波(経腟エコー)検査では、子宮や卵巣の中の状態まで詳しく観察することができるため、これらの疾患を発見することができます。 |
子宮頸がんの予防で大切なこと
☆定期的な健康診断受診
☆HPVワクチン接種
HPVワクチン
HPV感染症を防ぐワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
・小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
平成9年度~平成19年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性の中に、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。
まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。
詳しくは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ」のページをご覧ください。
厚生労働省HP (一般の方向け基本情報)より
診察医師は山梨大学医学部付属病院産婦人科 中込彰子先生です。
レディースデーに子宮頸がん検診を受診の場合、先生に健康相談(1人2~3分)も可能です。
中込彰子 先生
婦人科医師
プロフィール
愛媛生まれ、広島育ち。日本産科婦人科学会専門医。漢方家庭医。NPO法人女性医療ネットワーク理事。2児の母。
2010年琉球大学医学部卒業後、「地域に根ざした女性総合診療医」を目指し総合診療医として長崎で勤務の後、産婦人科へ転科。東京で7年間産婦人科診療に従事後、3年前に夫の実家のある山梨に転居。現在は、山梨大学病院で産婦人医として勤務する傍ら、同大学の社会人大学院生として勉強中でもある。
山梨県の女性たちのため自身に何ができるかを模索しながら、日々研鑽を積んでいる。
「内診台がなくてもできる女性診療 外来診療からのエンパワメント」「Rp.+(レシピプラス)ホルモンとくすり」「女性診療の疾患と薬がよくわかる ウィメンズヘルスケアのための薬の使い方」「婦人画報」等にも執筆。
