胃がん検診では胃部エックス線(バリウムを飲んでレントゲン)と内視鏡によるものがあります。それぞれの違いを教えてください。
住民対象の胃がん検診では50歳以上を対象としていますが、胃部エックス線検査では、当分の間、40歳以上を対象としても差し支えなしとなっており大月市も実施しています。
内視鏡の方が粘膜の微細な変化などをとらえやすいので早期がんの発見に有利です。しかし手間と時間がかかるので、多人数の検査を行うには胃エックス線検査が有利です。食道に関してはエックス線検査では造影は行われず、内視鏡では観察します。また妊娠のかたは胃エックス線検査を受けることはできません。詳しくは日本消化器内視鏡学会が市民向けの説明をしておりますのでご参照ください(引用文献)。
引用文献
日本消化器内視鏡学会ホームページ 市民のみなさま「検診を受けようと思っていますが、バリウムと胃カメラ、どちらの方がよいですか?
https://www.jges.net/citizen/faq/general_04